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「これが俺の半生って感じ」
恋ちゃんに話し終えた俺は、なんて言われるかドキドキしていた。
「うんそっか」
「へっ?」
それだけ?
思いの外、恋ちゃんの反応は薄くて。
というか、だから?みたいな目で見つめられた。
俺はなんて返せばいいか焦る。
どうしよう、、
「新は馬鹿だね」
困っている俺に追い打ちをかける恋ちゃん。
「どこが馬鹿なわけ?」
分かってる。心の中では分かってるんだ。
くだらない女への復讐をして、そのはずだったのにどんどんハマって抜け出せなくなって。
心配されてるのも分かってるけど止められない。
そんな馬鹿な俺に恋ちゃんは、面と向かって馬鹿だと言った。
自嘲が溢れる。
「全部に決まってるじゃん。女にハマって抜け出せなくなって、アヤとか言うあの馬鹿女の事ズルズル引きずって、心配されてるのに辞められなくて、そのままそんな無駄な時間過ごして。一番馬鹿で私が呆れたのは、あんたが愛された事ないとかほざいたこと。」
「………俺はっ!愛されたことなんて一度もない!親に愛されたことないまま捨てられて信じていたアヤにまで捨てられて!恋ちゃんに何が分かるんだよ!!」
八つ当たりだって分かってる。
でも、なんでも見透かしたような、冷めた目で真っ直ぐ俺を見つめる恋ちゃんに俺は耐えられなかった。

