女は俺の腕に自分のを回してラブホへ歩き出した。
金が貰えるなら…そう軽い気持ちでヤッた。
ただ、喘いでいる女を見るとあの日のアヤに重なって。
俺はまだ未練があったらしい。
未練もあるが、同時に憎くもある。
俺はそんな憎悪を名前も知らない女にぶつけた。
女なんて、所詮は同じだ。
こうして、一度ハマったら抜け出せない女遊びが始まった。
金が貰えて、俺にハマった馬鹿な女をあざ嗤える。そんな最高な事、これの他にない。
いつしか俺は、女が簡単に引っかかるようにヘラヘラと笑うようになり、軽くてチャラい男を演じるようになっていた。
そんな俺を心配するのは仲間達。
特に心配しているのが、
「新お、お前女遊びなんて辞めろよ!不潔だ!」
二代前の総長、琳さんの弟だという最近入った剣。
同い年という事もあり仲良くなった。
「なぁに言っちゃってるのよ剣ちゃ〜ん。俺は辞めないぜ?」
「新……」
剣が顔を歪めようが、恵と右京が止めようが、トウタさんが心配しようが俺は辞めなかった。
否、辞められなかった。

