姫は自由に生きている


最初に言うと、抗争は圧勝した。


久々の喧嘩で多少は鈍っていたけど、相手よりかは断然強かった。


その時期は、抗争が何日も続いたりして、だけど全て勝って。


希龍は全国トップを維持し最強と謳われるようになった。


季節は春。


抗争の毎日で気づかなかったが、どうやら中学を卒業していたらしい。


もちろん卒業式なんて出てないし、学校から連絡が来るなんて事もなかった。


気づいたら4月になっていた。


つまり、だ。


「俺ニートじゃん」


「「「「「ぎゃははははは」」」」」


抗争も落ち着いた今日この頃。
それに気づいた頃には手遅れだった。

よって仲間に笑われる始末。


同い年の奴らは、何故か高校生になっていて。


「お前ら裏切ったろ!!!!」


「おまっ…お前っ…バカすぎんだろ!ぎゃはははは」
「アホすぎるっ…ぷぷぷ」
「んなことあんのか!?ぎゃはははは」


仲間から同情の目で見られている可哀想な俺。


「いいし!こうなったら働いてやる!」


ヤケクソになって、(というかもう手遅れだから諦めて)職探しを始めた。


「よっ!その勢い!」
「いいねぇ若いって」
「がんばれ〜新」


いいバイトはないかと思い夜の繁華街を歩いていた時、


「ねぇお兄さぁん。私と一緒に遊ばなぁい?」


「あ?」


ケバい女に話しかけられた。


「アソコ、行かない?お金なら払うからぁ」


アソコ、と言われ指指してたのはラブホだった。


「……行かねぇよ」


「そんなこと言わないでぇ。私、上手いよぉ?ね?いいでしょぉ?」


「………………」


「溜まってなぁい?最近いつシたのぉ?」


いつシたかなんて、アヤと初めてヤッたあの日以来全くしてない。


「なぁ、」


「あ、やっとこっち向いてくれたぁ〜。なぁに?」


「本当に金くれんだよな?」


「もっちろぉん」


「わかった」


「ほんとぉう!?やったぁ!じゃあ行こぉ」