「あんたがこいつの事好きっていうのは知ってたけど…本当に付き合うなんて…だって"あの"池田よ!?本当に大丈夫なわけなの!?」
「ミナミ、噂は全部じゃないと思うけど嘘だよ。だって池田くん、とっても優しいもの。」
俺をすげぇ勢いで睨むアヤの友達。
「池田。あんたアヤの事傷つけたら許さないからね!いい!?」
「………あぁ」
耳元でギャンギャンうっせぇな。
俺が吉原を傷つけるわけねぇだろ。
チャイムがなってアヤの友達は渋々席に着いた。
それから俺たちが付き合っているという噂は学校中に流れた。
廊下を歩けばヒソヒソと噂され、アヤはクラスの違う友達からも本当に大丈夫かと何度も言われ、挙げ句の果てに教師に別れろとも言われ散々だ。
全ては、俺の今までの行いの所為。
吉原には本当に悪いと思っている。
それでも、吉原は「全然大丈夫。池田くんと居れればそれでいいんだ」と言う。
だから俺は、安心していた。
アヤの本性なんて知らずに。

