姫は自由に生きている


「ほんとにほんと?」


「……あぁ」


身長差があるから仕方ないけど上目遣いやめて欲しい。


破壊力がハンパじゃない。


「よろしくね!池田くん!」


「よろしく」


池田新、初めて彼女が出来ました。


週明け、学校に行くといつものように吉原が俺の元へ来る。


「池田くんおはよ!」


「はよ」


「ちょっとアヤ!」


「あ、おはよミナミ」


俺とアヤの時間を邪魔したのはアヤの友達。


「おはよ、じゃないわよ!土曜日池田と遊んだって本当なの!?」


「遊んだよ〜。なんでしってるの?」


「隣のクラスの子があんた達が遊んでるの見たって!どういうことよ!?池田と遊ぶなんて!」


本人目の前にして酷いディスり様。


俺居るって気付いてるのかこの女


「あのね、私たち付き合うことになったの!」


アヤはそう言って、幸せそうにえへへと笑う。


可愛いわこいつ


「は、?はぁぁぁぁぁ!?」


アヤの友達は大声で発狂しだした。


気のせいでなければ、クラスの空気も固まった。


まぁ、やっぱそうだよな。


だって、"俺"だもんな。


アヤが俺のせいで嫌われるようなことがあればすぐに別れようと思ってる。