星空の夜

しばらくすると、マリアンヌが帰ってきた。


マリアンヌの手には、とってもキラキラと
眩しく、少しほんのり暖かいものがあった。


僕はそれを受け取った。



「綺麗…!これが星?」


「そうよ。綺麗でしょ!
私、本当は空を飛ぶことができるの。」


「ええっ、マリアンヌってすごい!」


「ふふ、ありがとう。

…そうだ、フレドリック。
その星はね、願いを叶えてくれるのよ。」


「願いを?」


「ええ。なんでもひとつだけ
叶えてくれるの。」


「へえ、すごい!じゃあ僕、
病気が治るようにお願いをするよ。」


「それがいいわ。
ああ、でも、お願いを叶えると
その星は消えてしまうの。」


「そうなの…?それじゃあ、
この星はお守りとして持っているよ。」


「ええ。大事にしてね。」



僕の手の中の星は、
空にあるのととても似ていた。

でも、マリアンヌからもらったからか、
その星は一段と輝いて見えた。