男子の意地の悪さを見たと言うか、こんな思いをしてまで学級委員をやらなければならないものなのかな…と思った。
女子の数人からも白い目で見られ、声をかけてもツン!と無視された。



(私だって好きでやってる訳じゃないよ!)


そう思うからお願いモードで頼ったりもしないし、そもそも出来なかった。
孤軍奮闘して二学期が終わり、三学期もついでに頼む…と言われ、どうせ三ヶ月間だけだ…と思い、やり通した。


中学生というのは自分に不幸が降り掛からなければいいと思ってるのか、その後もずっと学級委員をやらされ続けた。

二年や三年になればなるほど男子は荒れて、同じ様に女子にもイザコザが増えていった。


学級委員という名の下に、いい様に皆にこき使われてきたとしか思えない三年間だった。

どちらと言うと頼りにされてたのではなくて、孤独にさせられてた感が強い。


村八分、除け者……。


私に協力すればそんな立場に立たされると思ってる子が多くて、クラスには話も出来る友達がいなかった。



(あの頃の私の癒しの場って、部活だけだったよね…)


親友の絵里とは同じバレー部だった。

幸いなことにバレー部には同じクラスの子があまりいなくて、セッターをしてたこともあったからアタッカーの絵里とは何でも気軽に話が出来た。