イジワルな彼と夢みたいな恋を?

『それじゃあ宜しく頼む』


残念だがドアを閉めた。


『ええ、またね』



二人を乗せたタクシーをいつまでも見送りながら、何とかしてやれないだろうか…と思った。




……あの時、出来なかったことを今ならしてやれるんじゃないのか。


大人として、子供だった頃には不可能だったことを手伝ってやったらどうだ。



……あいつの思い描く夢を実現してやろう。


それができたら、今度こそ大田に話せるんじゃないか。



あの肝試しの夜に言えずにしまい込んだ……


淡い…恋心を………。



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