魅惑のプリズナー〜私は貴方に囚われた〜




どこか痛めている!?


もしくは風邪でも引いているのかもしれない。


大変だ、と一瞬慌てかけるも、本人に確かめないことには判断のしようがない。


それに、私一人焦っても意味のないこと。



なら今日、本人が戻ってきたらきちんと話を聞いてみよう。


そう思ってキッチンに小走りに向かうと、ひとまず薬を小瓶に入れて保管。


シュウが帰ってくるのを、まだかまだかとひたすら待った。