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「アサヒ、ご飯できたよ」


「いつもありがとう。アリサの料理はやっぱり一番だ」


「私はアサヒのご飯が大好きなの。だから今度はアサヒが作ってね」


「うん、メニューを考えておくよ」



あれから日は経って、私たちの関係も大幅に変わった。


今では日々が変化の毎日だ。


そんな、初々しくも仲睦まじい光景に水を差す人が若干一名。



「てめえら俺のこと忘れていちゃついてんじゃねえぞ。他所でやれ他所で」


「いいではないですかっ。ご飯を作ってあげているんですから」


「おい、前提条件がまず違うわボケ。
居候で、加えて追われてる身のお前らを置いてやってることに感謝しろ」



私の気丈な返しに、すかさず突っ込むシロウさん。