空操禁書は攻撃を受けるけど、まだ戦えている。
白旗を振るとダメージを与えやすくなっている。私はバリアを張り、空操禁書の攻撃を受け付けながら、仄矢たちの攻撃を支援する。


青には専用のバリアを張らせてもらった。他の屋根に飛び移ることは出来ても、空に留まることはできない。だから空操禁書に狙われる。


だから攻撃に専念できるように、青全体を包むバリアを張った。


青は屋根から飛び降り、着地した。空操禁書が体勢を立て直す青に襲いかかる。


青に気を取られている空操禁書。
仄矢は急降下し、背中を槍で貫いた。


これで終わり……と思ったら、空操禁書は槍に手をまわしてきた。


仄矢は急いで引き抜く。空操禁書に血はないみたいだ。体に空いた穴は外側から徐々に塞がっていく。


「致命傷を与えるのは難しいですね……」


仄矢は槍を持って構え直す。空操禁書は不敵に笑う。


そこに、何者かの影が落ちた。