瞳から、零れ出た透明な雫。




ふふ、嬉しいな。


これで、君は、永遠に。



────僕のものだよ。





愛してあげる。


愛してあげる。


愛してあげるから。


ねえ。





僕を愛して────



甘い闇の世界で、僕だけを。


愛してください。





ねえ、こんな僕達は。


間違ってますか?







【智悠くんは、悲しいね……】



記憶の片隅にある、かつての君が。


悲しく、笑んだ。







──Fin──