私たちは取り敢えず、公園の中を探すことにした。

あれから30分程経った頃に、突然一ノ瀬に背中を叩かれた。

「えっ?何…。」
「しっ。」

口の前に人差し指を立て、もう片方の手で木の下を指している。

「あっ…。」

そこにはミーが寝ていた。

「見つかってよかったね。」

私は何も言えず、照れ隠しでミーを抱いてそそくさと帰った。

いいヤツかも…。

そう思った。