だからって隠れることない気もするが…。

でも体が動かない。私は俯いた。

「よっぽどあの事がトラウマになってんだ…。」

そう呟いて、また視線を戻した。

あれ?

アイツの隣にいるのは同じクラスの“相川美奈子”だ。

突然、彼女が

「亮ってさ、榊美優と付き合ってたんでしょ?」

えっ!