───
──…
回想 sideトウロー
『決まったか?……というより、その顔はもう聞くまでもないな。』
決意した奴っていうのは、目を見るだけでわかる。
『私は、第一王女(仮)になら、ならせてもらいます!』
(仮)!?真剣に見つめるその瞳は、冗談も冷やかしもない。
『わかった。明日の会議は、そのように伝えておこう。』
ソラとライアンに言うとしよう。あの二人が聞いたらどんな顔をするんだろうな。面白そうだ。
『それと、ファレリア様は必ず戻ります。戻って来たら、また第一王女にして下さい。』
ッ!?正直私自身が、信じきれていなかった可能性。父が娘を、娘たちを信じてやれなくてどうする。
『ああ、任せておきなさい。』
守ると決めたのだ。ファライアにも誓ったのだ。
ファレリアもフィルも、大切な私たちの子どもなのだから。
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回想 sideトウロー
『決まったか?……というより、その顔はもう聞くまでもないな。』
決意した奴っていうのは、目を見るだけでわかる。
『私は、第一王女(仮)になら、ならせてもらいます!』
(仮)!?真剣に見つめるその瞳は、冗談も冷やかしもない。
『わかった。明日の会議は、そのように伝えておこう。』
ソラとライアンに言うとしよう。あの二人が聞いたらどんな顔をするんだろうな。面白そうだ。
『それと、ファレリア様は必ず戻ります。戻って来たら、また第一王女にして下さい。』
ッ!?正直私自身が、信じきれていなかった可能性。父が娘を、娘たちを信じてやれなくてどうする。
『ああ、任せておきなさい。』
守ると決めたのだ。ファライアにも誓ったのだ。
ファレリアもフィルも、大切な私たちの子どもなのだから。

