けど、気付いた時にはもう、私は起き上がってその服の裾を掴んでいた。
「あのっ……話……。」
すると優しく微笑んで、再び椅子に座った。
「聞くわよ。侯爵夫人って、思いの外暇なの。」
その顔は、ファライア様と……お母様と重なって見えた。
「じゃあ、質問なんですけど、私がフィル王女だって、いつから知ってましたか?」
質問することがわかっていた表情だけど、膝の上の手は、強く握られていた。
「私がそうだと知ったのは、ゲキから来た手紙が来た時。
きっかけは、ゲキが気になるほどの女の子というのが気になって、概念に術式をかけたこと。
そしてまず、フィーネちゃん(あなた)を知ったの。」
リリーさんは、幻影や読解の術式以上に勘も優れていた。
いや、そんなことはとうに気づいていた。だって、ゲキとザンの母親なのだから。
あの脳筋のルドガーさんから、思考まで優れた子供が生まれるわけがない。だとすれば、可能性は、リリーさんしかない。
「あのっ……話……。」
すると優しく微笑んで、再び椅子に座った。
「聞くわよ。侯爵夫人って、思いの外暇なの。」
その顔は、ファライア様と……お母様と重なって見えた。
「じゃあ、質問なんですけど、私がフィル王女だって、いつから知ってましたか?」
質問することがわかっていた表情だけど、膝の上の手は、強く握られていた。
「私がそうだと知ったのは、ゲキから来た手紙が来た時。
きっかけは、ゲキが気になるほどの女の子というのが気になって、概念に術式をかけたこと。
そしてまず、フィーネちゃん(あなた)を知ったの。」
リリーさんは、幻影や読解の術式以上に勘も優れていた。
いや、そんなことはとうに気づいていた。だって、ゲキとザンの母親なのだから。
あの脳筋のルドガーさんから、思考まで優れた子供が生まれるわけがない。だとすれば、可能性は、リリーさんしかない。

