それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

私はここでふと思い出した。ここに来るまでに精霊力を消耗しまくってしまった今この場で、精霊を殺せる方法を。



「よせ!フィーネ!!」



カイラ兄様はやっぱり動揺しているようだった。高いヒール?動きにくいドレス?そんなの関係ない!!



「そんなの、私の知ってるファレリア様じゃない!!」



半月の泉(ハーフムーン)を取り出して、一気に仕留めっ!?



「甘いわ。私はヴィーナスの王女で、ヴィルの王妃よ。」



「えっ……。」



手をかざすだけで現れた黄色の輪(リング)



ドーーン!!!!



「フィルさん!!」



間違いなく弾かれた。軽く弾き飛ばされて、ブランさんが受け止めてくれた。そして、その武器には見覚えがあった。