それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

「フィルさんにとって初対面となる方もいることですし、自己紹介をしていきましょうか。

私は、ラナフレム王国第一国王のブレンダー・フェレットです。ブランと呼んで頂いて結構ですよ。」



先ほど私を呼び戻して下さった、私と言う一人称の、クリーム色の長い髪を後ろで束ねているブランさん。今回の司会をするそうだ。



「では続いて私、フィリアラ・アスラン・フェレットです。これでも王妃をやっていまーす。」



少し天然が入っていそうな、薄紫色のフワッとした髪が特徴の癒し系の方。お母様の妹らしく、見た目はなるほどと思わせられるものの、性格は真逆らしい。



「じゃあ次はあたしね。よう精副当主スズよ。よろしく。」



見た目は子供なのに、すごく大人なオーラが出ているという。白い肌に華奢な体、茶髪の少女だった。



「は、はうぁ。ぼぼぼ、僕は、スズ様の付き人の、タリバンというものです。よろしくお願いしますです。あうっ!」



座ったまま、勢いよくお辞儀をして机に頭をぶつけるという超古典的なボケをしてくれた少年。緑の髪がベースで、右側に一本だけ青いメッシュの気弱な感じだった。



私から右回りに、ブランさん→フィリアラさん→空席→スズさん→タリバンさん→お姉様→カイラ兄様だった。