それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

「なんか、カイラにも言われましたね、その言葉(セリフ)」



「ええ、言いましたとも。懐かしいですね。」



この人たちと家族か…今までになく、楽しそう…な、気が…する。



と思ってゲキを見てみると、腕時計を見て焦った顔をしていた。



「すみません、そろそろ休憩時間が終わりそうなので、俺はこれで。」



どうやら、訓練の休憩時間の合間を縫って会いにきてくれたゲキは、もう行かねばならないらしい。私が遅ればいいんだろうけど、あまり使わせたくはないらしい。



「ええ、では行ってきてください。私の弟よ。」



お姉様は上品に手を振りながら見送った。



「さてと、私も仕事に戻るとします。あなたたち二人はこれからどちらへ?」



「俺も戻りますよ、殲滅隊本部見習いへ。全く、父上にこき使われてしょうがない。」



そういえば、カイラ兄様の父上は総合参謀本部の副会長だったはず…



と思っていた私を察してか親切に説明してくれた。