それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

───抱き合っていた。



いや、そこから更にキスをしていた。長く、おそらく深く。



「全く、これで何回目ですか?」



深いそれをやめたカイ…兄様は、嫌そうには見えなかった。



「こうしてお願いするのは、今回が本当に最後。」



成る程、お姉様はこうして人知れず甘えていたわけだ。ってまたやってるし……。



「やっぱ、俺らもさっきやっておくべきだったね。フィーちゃん。」



耳元で、普段より少しだけトーンを落として言ってきたゲキ。私の顔は一気に赤く染まっていた。



「カイラ…。」



その時丁度二人は離れていた。



「もう!お二人もゲキも、真面目な話してる時に何してるんですか!?」



照れ隠しってわけじゃないけど、そう叫んだ。