それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

一人…。もし、万が一のことがあったら……。



「万が一のことがあったら、それは大丈夫です。

この前のようなことが起こらない保証はしませんけど、カイラだって居ますし、会議出席者は各国の王かそれに近い地位にいる実力者です。

皆権力に自惚れるような愚か者は居ませんよ。ちゃんと、自分というものの価値をわかっている。」



まあ、そんな人がいたらお姉様によって完膚なきまでに叩き潰されて居そうだ。と思いつつ、それなら信頼できるだろうと私は妥協した。



「ってわけだ義妹(いもうと)よ。なんかあったら義兄(おにいさま)に任せておきなさいって。」



なんでかなぁ、みんな私の頭を撫でたがる。



「カイラ!ん!」



お姉様はどこか子どもらしく、両手を伸ばしていた。



「全く、会うたびにそうなんですから。」



「これで、最後だから。」



恥ずかしそうにらうお姉様の元へ向かったと思うと、二人が───