「止めるよ、ヴィオちゃん。我水精に祈る者…。」
ウェイドが詠唱を始めた。多分、初級の光属性。私が今できるのは、
「初級、術式。精霊力付与(エンチャント)」
最近無詠唱でできるようになった初級の精霊力付与でサポートすること。
「初級術式、光れ(フラッシュ)!ナイス判断、ヴィオちゃん。」
「う、うわぁああ!!!」
ウェイドの術式は、相手を直接攻撃しない。視界を奪った後で、
「はぁっ!!!」
護身術で投げ飛ばす。
「ほい、一丁上がり。」
「ウェイド!!」
手をパンパンと払いながら言う彼に、駆け寄った。私を抱き留めると、頭を撫でてくれた。
「クレープ屋の…。」
「おや?さっきの子どもたちじゃないかい?ありがとうねえ。」
太ももに手をやって、息を切らしながら言った。
「いえいえ、困っている人に手を貸すのは当然ですし、悪い人を捕まえることに協力できて、喜ばしい限りです。」
「おや!なんていい子たちなんだい!」
紳士のようなウェイドの対応に、おばちゃんは感嘆の声を上げていた。
するとすぐに、警備兵が二人ほどやってきた。
「ありがとう、小さな勇者たち。おい、早く立て!」
私たちにそう言って、
「…中級術式、風速(ブースト)」
もう一人が術式を使って二人で彼を連れて行った。
ウェイドが詠唱を始めた。多分、初級の光属性。私が今できるのは、
「初級、術式。精霊力付与(エンチャント)」
最近無詠唱でできるようになった初級の精霊力付与でサポートすること。
「初級術式、光れ(フラッシュ)!ナイス判断、ヴィオちゃん。」
「う、うわぁああ!!!」
ウェイドの術式は、相手を直接攻撃しない。視界を奪った後で、
「はぁっ!!!」
護身術で投げ飛ばす。
「ほい、一丁上がり。」
「ウェイド!!」
手をパンパンと払いながら言う彼に、駆け寄った。私を抱き留めると、頭を撫でてくれた。
「クレープ屋の…。」
「おや?さっきの子どもたちじゃないかい?ありがとうねえ。」
太ももに手をやって、息を切らしながら言った。
「いえいえ、困っている人に手を貸すのは当然ですし、悪い人を捕まえることに協力できて、喜ばしい限りです。」
「おや!なんていい子たちなんだい!」
紳士のようなウェイドの対応に、おばちゃんは感嘆の声を上げていた。
するとすぐに、警備兵が二人ほどやってきた。
「ありがとう、小さな勇者たち。おい、早く立て!」
私たちにそう言って、
「…中級術式、風速(ブースト)」
もう一人が術式を使って二人で彼を連れて行った。

