「にぃ?」
ピアノの教室に入る前に、立ち止まって声をかけた。
「ん?どうしたのだ妹よ。」
「今日は、全部の習い事、休み、たい…。」
ゴトッ
その言葉ににぃは、学校の鞄が手から滑り落ちた。
「ヴィ、オラ…いやいや、まさか、体調でも崩して…」
「違っ…。」
「血が出ているのか!?どこだ、早く見せ…。」
パッシィン!!!!
「ヴィオラ…。」
「ハッ!!!」
叩いてから気がついた。どうしよう。心配してくれたはずのにぃを、傷つけた。双子のにぃを、私が…。震える手、焦点が合わなくなっていく視界。気がつけば、玄関に向かって走り出していた。
「ヴィオラ!!くそっ、薔薇の花園から逃げ出そうとする者よ。門番の前に立つとは愚かなり。後悔させやる。
中級術式、薔薇の拘束(ロック・ローズ)」
バラの茎の鞭が、私を狙う。けど、ソルツァートは代々、植物に重点を置いた術式が多い。ライアンおにぃちゃんは異例だけど。そして、
「薔薇の花園へ足を踏み入れし愚か者どもよ。女王の前に立つとは愚かなり。後悔させやろう。
上級術式、薔薇の鎖(チェーン・ローズ)」
私とにぃなら、私の方が、異能力者としての力は上。
「はっ、くそっ!!」
中級の鞭ごと拘束した。
「ごめんね?にぃ。」
そう言って護身用の術具、電送機(スタンガン)を、首筋に当てた。
「ぐぁっ!ヴィオ…ラ……。」
ピアノの教室に入る前に、立ち止まって声をかけた。
「ん?どうしたのだ妹よ。」
「今日は、全部の習い事、休み、たい…。」
ゴトッ
その言葉ににぃは、学校の鞄が手から滑り落ちた。
「ヴィ、オラ…いやいや、まさか、体調でも崩して…」
「違っ…。」
「血が出ているのか!?どこだ、早く見せ…。」
パッシィン!!!!
「ヴィオラ…。」
「ハッ!!!」
叩いてから気がついた。どうしよう。心配してくれたはずのにぃを、傷つけた。双子のにぃを、私が…。震える手、焦点が合わなくなっていく視界。気がつけば、玄関に向かって走り出していた。
「ヴィオラ!!くそっ、薔薇の花園から逃げ出そうとする者よ。門番の前に立つとは愚かなり。後悔させやる。
中級術式、薔薇の拘束(ロック・ローズ)」
バラの茎の鞭が、私を狙う。けど、ソルツァートは代々、植物に重点を置いた術式が多い。ライアンおにぃちゃんは異例だけど。そして、
「薔薇の花園へ足を踏み入れし愚か者どもよ。女王の前に立つとは愚かなり。後悔させやろう。
上級術式、薔薇の鎖(チェーン・ローズ)」
私とにぃなら、私の方が、異能力者としての力は上。
「はっ、くそっ!!」
中級の鞭ごと拘束した。
「ごめんね?にぃ。」
そう言って護身用の術具、電送機(スタンガン)を、首筋に当てた。
「ぐぁっ!ヴィオ…ラ……。」

