それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

「賑やかなことは結構なのですよぉ〜。それに、彼女はわざと逃したのでスゥ。」



「いいんですか?いくら貴方でも、ヴィーナスとの関係を絶ってきてしまって。約10年の苦労がパーですパー。」



若干小馬鹿にしながら言ったが、当人たちは全く気にしていなかった。



「ん?まぁ、よう精だってばれちゃってたみたいなのでスゥ。それにぃ、彼女は半ば完全覚醒しているも同然なのですよ。だ・か・ら?」



人差し指を、リコに向けた。



「覚醒させて、完全な水神の器にする。で、血をもらう。」



「よくできたのでスゥ!花丸花丸ぅ♪」



すごく機嫌の良さそうなタクト。



「もうすぐ会えるんですよね!あたしぃ、すごく楽しみぃ〜。」