「じゃ、じゃあ、知っててあの展開に?」
「その通りよ、ゲキ。悪魔(彼ら)も寿命だなんだって言っていたことと、あれだけことを大きく動かせば、裏でこそこそ動くよう精を当主から一網打尽にできると思ったのよ。」
顔は穏やかながら、後ろに隠した右手はグッと握っていると思う。
「ファレリアが大切にしてた悪魔まで手放さないと引き摺り出せねぇとか、腹たつ。面倒というより、厄介だな。」
察したカイラ兄様も、自分の手をグッと握っていた。
「仕方のないことよ。本当は暗殺でもしたかったけれど、暗殺する人間が殺す前に殺されてしまう。仮にできたとして、事後処理がとても大変なの。」
今思えば、タクトさんには様々な肩書きがあった。特攻隊副隊長、訓練場副管理人、測定器で測れない数少ない精霊量の持ち主、特攻隊のコミュ力。あっ、最後のは関係ないか。とまあ、そんな具合に他にもまだまだあったはず。
「全てにおいて二番手で止まっているのは、一番になりそうだったもの全てを、裏で操ってそこで押しとどめたのよ。全権力使っても、排除までは至らなかったわ。」
「ファレリア様で排除不可能となると、もう本人の実力としか言えないですよね…。」
ゲキが考え込んでしまった。
「そう、タクトと聖軍の力は強大過ぎて、焼け石に水のような感じだったわ。そして、今一番恐ろしいのが、世界を終わらせるか否か。」
「「「「!?!?」」」」
私だけじゃない。ゲキと兄様、スズさんの隣にいるシオン先輩すらも驚いていた。
「その通りよ、ゲキ。悪魔(彼ら)も寿命だなんだって言っていたことと、あれだけことを大きく動かせば、裏でこそこそ動くよう精を当主から一網打尽にできると思ったのよ。」
顔は穏やかながら、後ろに隠した右手はグッと握っていると思う。
「ファレリアが大切にしてた悪魔まで手放さないと引き摺り出せねぇとか、腹たつ。面倒というより、厄介だな。」
察したカイラ兄様も、自分の手をグッと握っていた。
「仕方のないことよ。本当は暗殺でもしたかったけれど、暗殺する人間が殺す前に殺されてしまう。仮にできたとして、事後処理がとても大変なの。」
今思えば、タクトさんには様々な肩書きがあった。特攻隊副隊長、訓練場副管理人、測定器で測れない数少ない精霊量の持ち主、特攻隊のコミュ力。あっ、最後のは関係ないか。とまあ、そんな具合に他にもまだまだあったはず。
「全てにおいて二番手で止まっているのは、一番になりそうだったもの全てを、裏で操ってそこで押しとどめたのよ。全権力使っても、排除までは至らなかったわ。」
「ファレリア様で排除不可能となると、もう本人の実力としか言えないですよね…。」
ゲキが考え込んでしまった。
「そう、タクトと聖軍の力は強大過ぎて、焼け石に水のような感じだったわ。そして、今一番恐ろしいのが、世界を終わらせるか否か。」
「「「「!?!?」」」」
私だけじゃない。ゲキと兄様、スズさんの隣にいるシオン先輩すらも驚いていた。

