『うじうじと!こやつだって、全知全能の万能人でないことをわからぬのか!?そもそも、己の力もホイホイ使えたものじゃないのだぞ!!』
一瞬で、この場が静かになってしまった。
「(まっ、まあまあ抑えて…)」
『フィル!お主はこんな状況で、抑えるもくそもあったものか!?そもそも、なぜ敵対するよう精の傷を、水神である己が治さねばならん!こやつに負担させてまで直すほど、己もお人好しではないぞ!!』
「種族とは、そんなにも大切ですか?」
ポツリ。と呟いたシオン先輩。を、睨んだ水神様。
『黙らんか人間。』
「他者を助けることに、理由が必要ですか?」
『黙れと言っておる!!』
「あなたがしていることは、フィルちゃんの為じゃない!自分自身の保身の為です!!」
『(ぐぬぅ…。)』
畳み掛けるシオン先輩に、押されている水神様。グッと握った手を緩めて、私に聞いた。
『(お主は、どうしたい?)』
「(私は、これ以上術式を使いたくはないです。術式を使えば、またどこかが動かなくなって早く死ぬ。その恐怖に襲われる。)」
『(ほら。のぅ?)』
「(ですが、どうせ早く消える命なら、誰かを救って消えたいです。)」
沈黙も、間もなかった。
『はぁ、其奴をこっちへよこせ。』
「えっ?」
『勘違いするでないぞ、人間。己は、こやつの意見を聞いてやるだけじゃ。人間やら、よう精やらのためではない。』
はぁ、これはツンデレとかではなく、本心から言っているみたい。元々よう精を毛嫌いしていた部分もあったみたいだけど。
一瞬で、この場が静かになってしまった。
「(まっ、まあまあ抑えて…)」
『フィル!お主はこんな状況で、抑えるもくそもあったものか!?そもそも、なぜ敵対するよう精の傷を、水神である己が治さねばならん!こやつに負担させてまで直すほど、己もお人好しではないぞ!!』
「種族とは、そんなにも大切ですか?」
ポツリ。と呟いたシオン先輩。を、睨んだ水神様。
『黙らんか人間。』
「他者を助けることに、理由が必要ですか?」
『黙れと言っておる!!』
「あなたがしていることは、フィルちゃんの為じゃない!自分自身の保身の為です!!」
『(ぐぬぅ…。)』
畳み掛けるシオン先輩に、押されている水神様。グッと握った手を緩めて、私に聞いた。
『(お主は、どうしたい?)』
「(私は、これ以上術式を使いたくはないです。術式を使えば、またどこかが動かなくなって早く死ぬ。その恐怖に襲われる。)」
『(ほら。のぅ?)』
「(ですが、どうせ早く消える命なら、誰かを救って消えたいです。)」
沈黙も、間もなかった。
『はぁ、其奴をこっちへよこせ。』
「えっ?」
『勘違いするでないぞ、人間。己は、こやつの意見を聞いてやるだけじゃ。人間やら、よう精やらのためではない。』
はぁ、これはツンデレとかではなく、本心から言っているみたい。元々よう精を毛嫌いしていた部分もあったみたいだけど。

