それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

「待て待て待て待て!!なんでも、帰宅届けを出して帰った時、らしい。少なくとも学園じゃねぇ!」



「いや、論点がずれている気がします。二人とも…(苦笑)」



まあ、学生で妊娠するさせるという話はそう珍しく無い。それで中退する人がいることを否定もしない。



「はぁ…、あの天然ゴリラ女がねぇ……。」



天然ゴリラって…。ゲキも私も呆れた顔をしていた。



「いや、実際そうじゃね!?弱々しいのが演技とはいえ、頭のネジが2、3本飛んでそうなのは元からだし。何より、素でも素じゃなくても悍ましいのはお前らも十分…。」



「カ・イ・ラ。」



ぎぃぃ…。



「あっ、いやっ、その…待って待って待って!!!」



「初級、拘束!!!!」



態と扉をゆっくり開けて、軋む音を響かせながらブラックオーラで入って来たお姉様。初級も避けられないほど余裕がないって、お兄様もお兄様だけどさ。



「全く。女性を悪く言うものではありませんよ。失礼ですし、碌なことになりませんから。」



「は、はい…。」



半泣きで椅子に縛り付けられているお兄様。それを気にすることなく話を進めた。



「入って来てください。」