「あいつは、なんか嫌な予感がするのだ。老いぼれの考えすぎならいいんじゃが。人並み外れた力を見せることが過去に何度かあってのう。それに、現王妃様も信用する君なら、確実に安パイだ。」
「安パイ?」
「元は麻雀用語でね。安全牌の略だよ。ふぉっふぉ。前国王様には、当時誰も敵わんかったはずだ。」
「あっ、これは老人によくある、話し出したら止まらないパターンかも。」
オウナさんに、こそっと耳打ちされた。
「すっ、すみません。ファレリア様から呼び出しをされているので、今日はこれで。」
「ああ。関係ない話に引き止めかけたわ。すまんなぁ。まあなんにせよ。宜しく頼むぞ。フィーネ・アルマイラ新特攻隊隊長。それと、副隊長のオウナちゃん。」
ソファーから立ち上がって、きちんと部屋から出た。
「また会いにきますね。失礼します。」
「失礼しました。」
バタン!
「王家の判子の場所があるわね…。」
悩むオウナさん。あっ、もしかしたら、私がフィルってことを知らないのかもしれない。
「これから王接間行く用事もあるので、ついでに行ってきましょうか?」
「ほんとに!?じゃあ、お任せしてもいいかしら?」
「はい!」
「私はあの人のところへ行くわ。またね!」
「はい。また今度、ゆっくりお願いします。」
瞬間移動術式…。しかも無詠唱。
「さすが、オウナさんだ。」
私は王接間の隣の準備室へと瞬間移動した。
「また。か…さて。部屋の中に無断で入り込み、挙句盗み聞きをするとは。どこのどいつだか?のう。
タクト。」
「安パイ?」
「元は麻雀用語でね。安全牌の略だよ。ふぉっふぉ。前国王様には、当時誰も敵わんかったはずだ。」
「あっ、これは老人によくある、話し出したら止まらないパターンかも。」
オウナさんに、こそっと耳打ちされた。
「すっ、すみません。ファレリア様から呼び出しをされているので、今日はこれで。」
「ああ。関係ない話に引き止めかけたわ。すまんなぁ。まあなんにせよ。宜しく頼むぞ。フィーネ・アルマイラ新特攻隊隊長。それと、副隊長のオウナちゃん。」
ソファーから立ち上がって、きちんと部屋から出た。
「また会いにきますね。失礼します。」
「失礼しました。」
バタン!
「王家の判子の場所があるわね…。」
悩むオウナさん。あっ、もしかしたら、私がフィルってことを知らないのかもしれない。
「これから王接間行く用事もあるので、ついでに行ってきましょうか?」
「ほんとに!?じゃあ、お任せしてもいいかしら?」
「はい!」
「私はあの人のところへ行くわ。またね!」
「はい。また今度、ゆっくりお願いします。」
瞬間移動術式…。しかも無詠唱。
「さすが、オウナさんだ。」
私は王接間の隣の準備室へと瞬間移動した。
「また。か…さて。部屋の中に無断で入り込み、挙句盗み聞きをするとは。どこのどいつだか?のう。
タクト。」

