「失礼します。お久しぶりです、隊長…フィ、フィーネちゃん!?」
窓から吹く風で靡く黒髪に、優しい顔。あの頃と、全然変わっていない。
「オウナ…さん?」
「本当に、フィーネちゃん?」
「ユキナさん、アスレイお姉ちゃん…。」
指折り数えていた瞬間だった。
「きゃー!随分綺麗になったじゃない!?」
ソファー越しに抱きつかれた。
「おろ?なんじゃ、知り合いか?」
「あはは。まあ?同じ孤児院の出で。」
「なら話は早い。が、一応。特攻隊副隊長兼フィーネちゃんの補佐に、オウナ・ハーツちゃんじゃ。二人で今日から、特攻隊隊長と副隊長を頼むぞ。」
私の隣、隊長の斜め前に座ったオウナさん。
「育児休暇ってことで、ここ二年半くらいお休みを頂いてね、一人にしても泣かなくなったから、家の人に頼んで預かってもらっているの。」
オウナさんに、子どもが…。
「ほっほ。にしてもオウナちゃん、すっかり母の顔じゃのう。」
「そうですかね?まだまだ学ぶことばかりですよ。」
談笑する姿は、昔より柔らかくなっている気がした。
窓から吹く風で靡く黒髪に、優しい顔。あの頃と、全然変わっていない。
「オウナ…さん?」
「本当に、フィーネちゃん?」
「ユキナさん、アスレイお姉ちゃん…。」
指折り数えていた瞬間だった。
「きゃー!随分綺麗になったじゃない!?」
ソファー越しに抱きつかれた。
「おろ?なんじゃ、知り合いか?」
「あはは。まあ?同じ孤児院の出で。」
「なら話は早い。が、一応。特攻隊副隊長兼フィーネちゃんの補佐に、オウナ・ハーツちゃんじゃ。二人で今日から、特攻隊隊長と副隊長を頼むぞ。」
私の隣、隊長の斜め前に座ったオウナさん。
「育児休暇ってことで、ここ二年半くらいお休みを頂いてね、一人にしても泣かなくなったから、家の人に頼んで預かってもらっているの。」
オウナさんに、子どもが…。
「ほっほ。にしてもオウナちゃん、すっかり母の顔じゃのう。」
「そうですかね?まだまだ学ぶことばかりですよ。」
談笑する姿は、昔より柔らかくなっている気がした。

