「一つ、私からの質問です。皆さん肝心なことを忘れていますが、ファライア王妃が亡くなった原因は、悪魔の聖軍が王宮を攻めたから。しかし、あなたの話では、それはよう聖軍とでもいうべきと聞こえます。」
あの時のルドガーも、学園での授業も、【聖軍と自称する敵が12人】という。誰も敵を、悪魔とは、言っていない。そのことを、この場の全員が瞬時に察した。
「そういうことになるよね。なぜ、悪者=悪魔なのか、その答えは未だに理解不能なものだ。」
ライアンは、戦いの最中怒っていた理由にようやく気がついた。そしてそれは全てが、もう手遅れなことも。
「では、私からはこれで最後だ。どうして世界を終わらせなければならないか。
単純だ。
水神祭や水精祭が行われていないということは、精霊を供給する源が枯渇する。そもそも、水神祭が行われる真の理由は、世界中の精霊力を供給するために誰か一人がその核になることだ。そのために、その年代でずば抜けた精霊量を保持する者の魂が犠牲になる。最後はファラの母親、キラエルだったかな…。
まあ、水精祭の類は、核になった人の存在を概念ごと忘れてしまう。事実、君たちには最後の水神祭経験者はファラと教えられている筈だ。
なに。歴史が100%正しいとは限らないって事かな。」
水神祭は、ただの祭ではなかった。建国祭と被ったのも、王女が核になれば必然的に新王国が誕生する。そんなところだろう。自分たちが術式を使う度に、犠牲になった人を酷使し続ける。
「兎に角、この先も精霊力を使い続けるなら必ず、精霊力の源泉と言う名の犠牲を出さなければならない。だがこの時代で、その負の連鎖を止められる。
先に、一番のベストはファライアといったね。だが、一番ではなくとも、二番目のベストは今だ。というか?歴代でもなかなかいい環境だよ。水神の力を持ち、あまつさえ制御しているフィル・アス・ライナ・クラフィネイトを、水精祭、いや、水神祭を行い世界の核にする。現状では、それ以外ありえない。」
世界の核になる。それは即ち、フィルが存在ごと消えることを意味していた。
あの時のルドガーも、学園での授業も、【聖軍と自称する敵が12人】という。誰も敵を、悪魔とは、言っていない。そのことを、この場の全員が瞬時に察した。
「そういうことになるよね。なぜ、悪者=悪魔なのか、その答えは未だに理解不能なものだ。」
ライアンは、戦いの最中怒っていた理由にようやく気がついた。そしてそれは全てが、もう手遅れなことも。
「では、私からはこれで最後だ。どうして世界を終わらせなければならないか。
単純だ。
水神祭や水精祭が行われていないということは、精霊を供給する源が枯渇する。そもそも、水神祭が行われる真の理由は、世界中の精霊力を供給するために誰か一人がその核になることだ。そのために、その年代でずば抜けた精霊量を保持する者の魂が犠牲になる。最後はファラの母親、キラエルだったかな…。
まあ、水精祭の類は、核になった人の存在を概念ごと忘れてしまう。事実、君たちには最後の水神祭経験者はファラと教えられている筈だ。
なに。歴史が100%正しいとは限らないって事かな。」
水神祭は、ただの祭ではなかった。建国祭と被ったのも、王女が核になれば必然的に新王国が誕生する。そんなところだろう。自分たちが術式を使う度に、犠牲になった人を酷使し続ける。
「兎に角、この先も精霊力を使い続けるなら必ず、精霊力の源泉と言う名の犠牲を出さなければならない。だがこの時代で、その負の連鎖を止められる。
先に、一番のベストはファライアといったね。だが、一番ではなくとも、二番目のベストは今だ。というか?歴代でもなかなかいい環境だよ。水神の力を持ち、あまつさえ制御しているフィル・アス・ライナ・クラフィネイトを、水精祭、いや、水神祭を行い世界の核にする。現状では、それ以外ありえない。」
世界の核になる。それは即ち、フィルが存在ごと消えることを意味していた。

