それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

「予定通り。でも、少し遅かったんじゃないかな?カイラ・アオレル……いや、正式な現ヴィーナス王国国王、カイラ・クラフィネイト。」



空中から降りて、槍を回収すると、



「忘れてもらっちゃ困るよ〜。」



ラックも降りて来た。



「やっぱり神殺しもきたか。それと、」



「世界の理を魅了し、欺く力を持つ者。森羅万象に、魅せる!!

最上級術式、物質変換!!」



赤色の翼を消し、剣に変換させた。



「数週間ぶりだ、ブラン。」



「お久しぶりです。シラクス。」



「おや?もうあの頃のように、フォーゼスとは呼んでくれないのかな?」



彼の挑発する態度にブランは、一切心を揺らすことは───。



「まあ、そんなことはどうでもういい。勝敗は決した。予定通り人も揃った。私はこれ以上の手出しはしない。悪魔(われわれ)の負けだ。が、死ぬ前に、少し話をさせれくれるかい?」



それに対してシラクスは、スパッと割り切って飄々と話を始めた。