「きゃぁあああ!!!」
頭と心臓を抑えながら、空中でフラつく身体。
「戻ってきて、まだ生きてるはずだからっ。お姉様!!!!」
「フィッ……まだ来ないで!せめてッ……水神(お姉ちゃん)を倒すまでは……!残りの全弾標的へ!!!!」
一瞬、紋章が消えた気がした。消えて、お姉様が戻った。けど、再び紋章が浮かび上がった左目は、紫ではなく赤い悪魔の紋章が浮かんでいた。
『交換(トレース)、術式(プログラム)起動。己が絶対は、主のものじゃ。』
今、全チャクラムが狙うのは、私。だけど、
「悪魔唯一の弱点の氷なら、残された森(レスト・フォレスト)全域にかけさせてもらいました!」
降る雪が、この森全域の勝負を大きく左右した。この場では、
「負けっ……嫌よ!こんな終わりっ!!」
いや、この雪の能力にそんなものはない。けど、精神が不安定になった。
それによってチャクラムの軌道は逸れ、自然消滅をしていった。
「諦めて、くださいよ!!ッ……。」
短剣を投げた当時に、私の意識が一瞬だけ朦朧とした。多分、ここに至るまでの術式の連続稼働や絶・精霊級を使ったことで私の精霊力はもう限界。
「ここで諦めては、同胞たちに会わせる顔がないのッ!!」
そんな中で、もう一度翼をはためかせ飛んでくるシュラ。でも私はもう、飛んでいるのも一苦労で、息も乱れて…。
だから、緑の石割れて。そう願えば多分、触れていなくても割れてる確信があった。ほら?
頭と心臓を抑えながら、空中でフラつく身体。
「戻ってきて、まだ生きてるはずだからっ。お姉様!!!!」
「フィッ……まだ来ないで!せめてッ……水神(お姉ちゃん)を倒すまでは……!残りの全弾標的へ!!!!」
一瞬、紋章が消えた気がした。消えて、お姉様が戻った。けど、再び紋章が浮かび上がった左目は、紫ではなく赤い悪魔の紋章が浮かんでいた。
『交換(トレース)、術式(プログラム)起動。己が絶対は、主のものじゃ。』
今、全チャクラムが狙うのは、私。だけど、
「悪魔唯一の弱点の氷なら、残された森(レスト・フォレスト)全域にかけさせてもらいました!」
降る雪が、この森全域の勝負を大きく左右した。この場では、
「負けっ……嫌よ!こんな終わりっ!!」
いや、この雪の能力にそんなものはない。けど、精神が不安定になった。
それによってチャクラムの軌道は逸れ、自然消滅をしていった。
「諦めて、くださいよ!!ッ……。」
短剣を投げた当時に、私の意識が一瞬だけ朦朧とした。多分、ここに至るまでの術式の連続稼働や絶・精霊級を使ったことで私の精霊力はもう限界。
「ここで諦めては、同胞たちに会わせる顔がないのッ!!」
そんな中で、もう一度翼をはためかせ飛んでくるシュラ。でも私はもう、飛んでいるのも一苦労で、息も乱れて…。
だから、緑の石割れて。そう願えば多分、触れていなくても割れてる確信があった。ほら?

