それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

「今日はよく集まってくれた、同胞諸君よ!何度死にたがった?何年苦しんだ?もうそんな世界は終わりを迎える。いわばまだ、序章だ。序章は誰かが始めなければ始まることはない。だから、我々の手で始めるのだ。」



観衆は、何をいうでもない。が、瞳を見ればわかる。どれほど彼を尊敬し、信頼しているか。



「敵を、討つためにッ!!(ツァーンラート・カタストロフィー)。」



「「「「敵を討つ為に(ツァーンラート・カタストロフィー)」」」」



「ライちゃん、約束はちゃんと守るわよ。ヴィルの、王妃の名に懸けて。彼女たちと一緒に。」



彼女は小声でそう言うと、左手を胸に充て、右手を観衆に向けて、この本拠地に響き渡る声で



「ツァーンラート・カタストロフィー!!」



そう言った……。



「(どうか、無事で……。)」



「さあ、運命は真に動き出すッ!!」