それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

「国民とか、知り合いとか、そんなのは守らなくていいから、ずっと側にいるって言ってくれよ。死ぬなんてこと言わないでよ。

俺は、フィーちゃんに出会ってしまったことで、フィーちゃんなしの世界なんてありえないんだ。もしいなくなったら、俺はどう生きればいい?

俺に、どう生きろっていうんだ?」


うん、きっとゲキは納得しない。そんなことは知ってたよ。


誰よりも私を大切に思ってくれてること、学園で出会ってから少しずつ気づいてたから。



「そうだね、どう生きてって言うんだろう?強く?優しく?わからないよ、私にも。

それでも、ゲキが一番わかってくれると思うんだけど、私は一度決めたことはあんまり曲げない主義だから。」


少しはにかんで笑うと、一瞬こらえてまた、私の腕の中で声を抑えて泣いていた。



「ああ、知ってるさ。誰よりも、何よりもフィーちゃんのことなら知ってる。

誰かの為になることは進んでやるとこも、何をやるのも全力なことも、俺の手の届かないところへ軽々と行ってしまうことも。

きっと今回のことだって止められない、俺が止められるようなフィーちゃんじゃない。

けど、死ぬかもしれない重要な作戦の、重要な位置に行くなんて、俺は、俺は……。」



ゲキなりに心配してくれてて、でもどうしようもなくて、だから、私からゲキに言える言葉は