それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

「自分がラナフレムで何をしたか覚えてますか?ブランの制止を聞かずに悪魔に攻撃したじゃないですか。

それって、でも、ファレリアちゃんを諦められないから。だって、諦めたくないから。

そういうことじゃないのですか?」



ムスッとした顔で、兄様の口は何も動かなかった。



「フィルさん。お願いします。」



そんな中、ゲキを心配している私に気づいてか、リクさんがそう言った。



「わっ、わかりました!!」



扉に手をかけた時、ブランさんが言った。



「じゃあ、ゲキさんが戻ってくるまでは休憩としようか。」



それはつまり、私がゲキを連れ戻したら、話を再開するということ。



「わかり、ました。」



そうすると、大体の居場所はわかっていた。



「瞬間移動。」



扉が閉まったと同時に、私は詠唱した。