それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

「久しぶりね〜!!」


「わっ、ちょっ……えっ!?」


目の前には、ゆるふわに抱きついてきたフィリアラさんがいた。


「それではフィルさんが戸惑ってしまうよ、フィリー。」


そう言うブランさんと、それを斜め後ろで見守るリクさん。


「はーい。」


少しシュンとしながら、ブランさんの横に戻った。


「では改めて、お久しぶりです、二人とも。」


「「お久しぶりです。」」


私と兄様は頭を下げた。


「それと、初めまして。ブレンダー・フェレットです。ブランと読んでくださいね。以後お見知り置きを。」


ブランさんは手を差し出した。


「初めまして。ゲキ・アレクシア……ゲキ・クラフィネイトです。よろしくお願いします。」


少し考えて名前を変えたゲキは差し出されたその手を握り返した。