それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

「サンキュー。あーっ、水って水はいいなぁ。久しぶりだわ。ところで、あれが来てるんだったな。」



「はいはい。全くカイラは……。」



そう言いながら 、あれと言われたものであろう、一通の手紙を取り出して、手渡した。



「サンキューッ、んでこれな。」



そう言いながら今度は椅子の下から手紙と交換するように封筒を渡してハサミを取り出した。



「全く、あなたの椅子は何でも出てきますね。」



呆れつつ笑うリクさん。



「無駄がないといえ。」



真剣に言いつつも笑っているカイラ兄様。



「えーっと……。」



そう言いながら私にも見せるように手紙を読んだ。



「どうしましたか?というか、どなたから?」



こうして一通だけ手渡しされた手紙。きっと位の高いとかいう話だけじゃない人から来たんだろうとは思ったけど、それにしてはシンプルな封筒と便箋だった。



「じゃあ、読むぞ。