実際、まだお母様が生きていた時に一度倒れ、その時はお母様の精霊の力で一命を取り留めたんだとか。
「お気遣いありがとう御座います。ですが、私は今、国の研究員です。数年前とは数段レベルが違いますからね。」
「ならいいんだが、ぜってー無茶だけはするなよ。」
目を逸らさないカイラ兄様に、リクさんはクスッと笑った。
「頼もしくなりましたね。私も頼もしくなるので、大丈夫ですよ。」
「んで?届いてんだろ、例のやつ。」
そんな声が聞こえているかはわからないけど、兄様は王接間の王座を開けながら言った。
「届いてますよ。それを届けるついでに……って、人前でありながらそこから食事を取り出すん出すか!?」
「いいだろ?俺ら缶詰め状態で仕事してたんだから?それに今は四人しかいねぇし。ほらっ!フィル。」
モグモグとおにぎりを頬張りながら私に投げ渡されたのは、王座の座席を開けて取り出したカイラ兄様の好物、梅のおにぎりだった。
「じゃあ遠慮なく。」
「はぁ……どうして血は繋がっていないはずなのに、こうも似ているのでしょうね。」
「「ん?」」
やれやれとしているリクさんに、リスのような頬で振り返った私たち。
「大変そうですね、リクさん。」
そんなリクさんの肩を叩いて通り過ぎたゲキ。
「お気遣いありがとう御座います。ですが、私は今、国の研究員です。数年前とは数段レベルが違いますからね。」
「ならいいんだが、ぜってー無茶だけはするなよ。」
目を逸らさないカイラ兄様に、リクさんはクスッと笑った。
「頼もしくなりましたね。私も頼もしくなるので、大丈夫ですよ。」
「んで?届いてんだろ、例のやつ。」
そんな声が聞こえているかはわからないけど、兄様は王接間の王座を開けながら言った。
「届いてますよ。それを届けるついでに……って、人前でありながらそこから食事を取り出すん出すか!?」
「いいだろ?俺ら缶詰め状態で仕事してたんだから?それに今は四人しかいねぇし。ほらっ!フィル。」
モグモグとおにぎりを頬張りながら私に投げ渡されたのは、王座の座席を開けて取り出したカイラ兄様の好物、梅のおにぎりだった。
「じゃあ遠慮なく。」
「はぁ……どうして血は繋がっていないはずなのに、こうも似ているのでしょうね。」
「「ん?」」
やれやれとしているリクさんに、リスのような頬で振り返った私たち。
「大変そうですね、リクさん。」
そんなリクさんの肩を叩いて通り過ぎたゲキ。

