───
──
「あっ、フィーちゃん!!」
丁度ゲキと合流した私たち。
「ゲキ!!今はなんとかなって……。」
「それより国王様方が!!」
指差す先にいたのは、片膝をつく悪魔の王と、ぐったりと倒れている国王とユーマさんだった。
「フィ、ル……。」
私の目を見て、掠れた声でそう呼んだお父様。駆け寄って手を握ると、もう冷たかった。
「なんですか??死ぬなんてことないですよね!?」
「簡、潔に言おう……。学園と、王宮に、私が死して尚、継続される、結界術式を、ユーマの精霊力付与(エンチャント)と、組み合わせて、発動させた。これが、その反動だ。」
ッ!!!!
「最後の頼み、してもいいか?」
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「あっ、フィーちゃん!!」
丁度ゲキと合流した私たち。
「ゲキ!!今はなんとかなって……。」
「それより国王様方が!!」
指差す先にいたのは、片膝をつく悪魔の王と、ぐったりと倒れている国王とユーマさんだった。
「フィ、ル……。」
私の目を見て、掠れた声でそう呼んだお父様。駆け寄って手を握ると、もう冷たかった。
「なんですか??死ぬなんてことないですよね!?」
「簡、潔に言おう……。学園と、王宮に、私が死して尚、継続される、結界術式を、ユーマの精霊力付与(エンチャント)と、組み合わせて、発動させた。これが、その反動だ。」
ッ!!!!
「最後の頼み、してもいいか?」

