それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

──刹那



ビュッ!!!



「それって!?」



「ふっ……。」



互いの神具が互いの武器を壊そうとして、それに気づいて衝突。武器によって飛ばされた。



「やはり、妹なだけあって考えることも似ているね。」



吹き飛ばされても、シラクスは翼で態勢を整え、私は重力変化の応用で壁に着地した。



「誰もいない分、遠慮なく戦えるからッ!!」



あれだけの実力があれば、自分でも倒せると思って挑んでしまう学生がいたかもしれない。けど、学園でもトップクラスが戦わない選択をするなら──そう考えて、今日最初に生徒たちと兵士でギリギリの戦いをさせた。


「にしても、どうしてあなたがその神具、満月の輪(フルムーン)を所持しているのですか?」



さっき私の半月の泉(ハーフムーン)とぶつかったのは、三か国会議でお姉様が使った神具。



「ここに彼女がいない決定的な証拠だよね?」



極論──奪った?