それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

「フィーさん、気をつけて。」



何かを感じ取ったザンに



「大丈夫。任せて。」



そう言って



「フィーちゃん!!」



「今行く!!」



ゲキの服の裾を掴んで



「(瞬間移動)」



無詠唱の瞬間移動で、校門まで飛んだ。



「おー、やっぱりこれじゃビクともしないね。」



悪魔の翼を纏って空に浮いているのは、その王──シラクス。



「ああ、隠れようとしても無駄だよ。気配でわかる。悪魔を、その王をあまり侮らないで欲しいね。出てこないと攻撃続けるよ?」



校門。そうは言っても木陰に無音で飛んだはず。けど、攻撃されないためにも、ここは正直に出るしか無い。