それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

ここまでで計4チームが終了した。その中でクリアしたのはBとCのみだった。



「じゃあ、最後はEチーム。

用意、スタート!!」



兵の数はざっと350。全部が不死身。



「幾ら何でもやりすぎじゃ…。」


「あんなの無理だろ。」



他のチームは心配やら皮肉やらを言っていた。



「ちょっと足りなかったかなぁ。」



一人だけ、こう言っていたけど。



「……精霊級術式、暗刃乱舞(あんじんらんぶ)」


「……最上級術式、三又の火の槍(ファイア・トライデント)」


「精霊級術式、風刃雷刀(ふうじんらいとう)」


「最上級術式、重力斧槍(グラヴィティ・ハルバード)」


「精霊級術式、 神殺しの杖(ゴッドキラー・スティック)」


「最上級術式、氷の扇&雷の扇(アイスファン・サンダ・ファン)」


「最上級結界術式、薔薇の女王の間(ルーム・クイーン・オブ・ローズ)」


「精霊級結界術式、最大精霊量上昇(ザ・ライジング・リミッター)」


8人が術式を展開した時、人が入ってきた。



「どうやら、間に合ったようだね。」



「ゲキ!!」



歩いてフィーネの元へ向かう彼に、疲れ切っていた生徒たちも驚いていた。



「今年はまた、すごいことになってるね。」



「そうなの。昨年同様に最上級以上の武器の生成、結界術式に長けた双子に、それぞれが、去年よりも精霊量が上がっている。」



角度を変えるといちゃついている夫婦だけが、生徒はそんなツッコミをできるわけがなかった。