「よしっ、じゃあまあ、カイラの言ったことでまあその話は片付けてくれ。今回のメンバーは、兄とせんせーとライオンと神殺しと……特攻隊で我慢してくれよな♪」



「おいソラ!!おれはライオンじゃねぇ、ライアンだ!!」



「殺(や)られたいのかなぁ、ソラちん。」



「扱いが雑なんですってッ!!」



私の肩に片手を置いたソラ先生。ライアン先輩は叫んでるし、ラックさんはブラックだし、タクトさん慌ててるし!?



「……ぷっッ!!あははははっ!!」



つい吹き出して笑ってしまった。



「笑ってろ。」



「へ?ふぎゃっ!」



ほっぺを両手で挟んだのは、紛れもなく兄様だった。



「不安そうな顔をしていたら、皆不安になる。それは、王女じゃなくてもだ。

忘れるな、お前は一人じゃないってこと。 」



そのことなら、もうとっくにわかってる。そう思いながら右手をそっと頰から外した。