それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

「あのっ……。」



「どうしたフィル。」



ここで一つ、気になることがあった。



「ゲキはッ……ゲキは今回参加しないんですか?」



曲がりなりにも第二王子。それに狙撃死守部隊にも所属している。決して腕がたたないわけではない。



「いや、参加してもらいたいのは山々だがな。

新人の強化訓練で、その年によっても違うから一概にも言えないが、平均的に一週間、優秀者は途中休日が用意されるが、少なくともあと3日は抜けられないはずだ。」



だからあの時、休憩時間を気にしていたし、三か国会議にも参加しなかったんだ。家に帰って来るのも最近遅かったのはそのせいか…


…ん?



「私も新人ですよ?」



新人全体の訓練なら、私も呼ばれるはず……。



「特攻隊は、入隊後の強化訓練(ハンゴロシ)は免除されているんだよね〜。」



なんか、とてつもないルビが振られていたのは気のせい!?