それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「氷双銃(ひょうそうじゅう)」



ゲキは氷で弾丸無制限の双銃。



「炎刀(ほむらとう)」



フィーネは炎に包まれた日本刀のような刀。



3年生になってからフィーネ付き添いのもと特訓を重ねたゲキは、無詠唱で術式を組めるようになっていた。



するとゲキは氷の銃弾をフィーネに向けて連射した。



重く速い、硬く正確に。



だがそれくらいでやられるフィーネではない。



刀一本で正確に弾丸たちを真っ二つに斬っていた。



「そんなに動いて体力持つの?」



楽しそうに銃を撃ちながら話しかけた。



「そっちこそ、まだできるようになった、無詠唱なんて、弾切れ、して、精霊力なくなるよっっ!!」



余裕の表情で斬りながら返事をした。



「中級術式、辻風!」



無詠唱にはそれなりの精霊量が必要だが、ゲキは3年生2番の精霊量保持者ということもあって体への負担はそれほどなかった。