それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「兄さんとフィーさんは、戦う時になると戦いに関係ないことは忘れてしまう人ですからね。

仕方がないですよ。」



そうは言いつつも、内心



「いつもなんでもないことにこき使う癖に、そう言う大事なことは言ってくれないなんて、ハブられた気分になるよ……。」



と思っていた。



「ダイジョーブ。俺らはハブる気ねぇから。」



どうやら口に出していたようで、カイラのおもちゃにされたことは間違いなかった。そして遊ばれながら聞いた。



「ところで、各学年優勝は誰だったんですか?」



「2年生はフレアくんが、4年生はカイラ君ですね。」



ザンは楽しそうな顔を二人に向けるが、ウキウキしている顔と死んだ魚のような顔をした人がいた。


どっちがどっちかはいうまでもないだろう。



「そういえば3年生は?」



よく見るとここに居るのは三人で、ゲキとフィーネはいなかった。



「それがまだなんだよなぁ〜。」



「今から決勝戦をやるらしいんです。」



「せ、せっかくなので、フィーネちゃんたちを見に行きましょうか。」



カイラ、フレア、シオンが言うとザンはファレリアが教室で使った使った瞬間移動を「コピー」して、3年生リーグ決勝を見に行った。