それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

無詠唱ですら凄いことなのに、更に3種類を重複術式を披露し、相手を成すすべなく倒したのだ。



リーグといえど決勝で。まあ、今年の生徒会メンバーは全員それができるわけだが…



とはいえ相手のカインは精霊力4万9千越えの4年生SS9番。



決して弱い訳じゃない。



頭を整理するのに少し時間のかかるものが多かった。



だがそれもつかの間、静寂はすぐに歓声に変わった。



「楽しかったよ。カイン。」



ひらひらと片手を振りながら呑気に歩いていった。



会場の外に出ると見知った顔が、少し距離を置いて囲まれていた。



「あれっ…これはこれは、久方ぶりです。