それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「全く疲れて嫌だと思った。が、詠唱文。

趣味の悪い詠唱を。が、私が改良した独自術式。

空気中の精霊力に少し細工をして、私に当たる前に消えるようにしたのです。


消えちゃった精霊には、私を守る盾のなってもらったんです。」



「……これじゃあどっちが趣味悪いかわからないよぉ。」



満面の笑みで差し出された手を取って立ちながら言った。



「次は負ける気無いからね。」



「学園を卒業しちゃったら次はいつになるかな?でもそれまでお楽しみです。」



握手を交わす二人に、さらに歓声が起きた。



「じゃあ私は行くね。生徒会メンバー(みんな)のところに行くから。」



「うん!また明日ね!」



凄く清々しそうに4年生D会場を後にするシオンだった。