それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「全く、疲れそうで嫌だと思った。趣味の悪い詠唱を」



人差し指を立てていうシオンにますます謎が増えた。



「つまりね、最上級結界術式を張った時にはもうかけ始めてたってこと。」



「じゃあ、私の最上級結界術式は幻影「そんなことないよ。ちゃんと抜かりなく張られてたし、ちゃんと作動してたもの。」



「詠唱文は?」



詠唱破棄なんてできる人はそう滅多にいない。


普通の人は言霊で精霊力の形をイメージ、束ねて術式に組み込むため、人と状況によって言う言葉が違う。