それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

シオンが武器を作ると、カトレアは結界を張った。



「春風広がるあの日々に、寂しかった思い出を重ね、その日々さえも消し去って、小鳥へ鳥籠と言う名の監獄を与えてあげよう。

最上級結界術式、よう精の舞踏会(フェアリーダンスホール)」



するとフィールド内にいくつもの竜巻が生まれた。



「全く疲れて嫌だ……相変わらず趣味の悪い詠唱を、してくれちゃって。」



シオンは勝ち誇った顔で楽しそうにしていた。



カトレアの属性は風、精霊力4万2千越えの4年生SSクラス12番だ。




それに加えて頭がいい分ちゃんと考えて動く。



「全テヲ無ニ帰シ」



「ヤバっ!!」



シオンが武器を片手に詠唱を始めるとできるだけ早く詠唱していち早く倒そうとした。



「全テヲ受ケ入レ」



そんなカトレアを無視してコツッコツッと靴音をゆっくり鳴らしながら近く。